庭が広いので家庭菜園にしようと初めからもくろんでいたので、さっそく真冬の12月から開拓を開始。
なにせ元アパートが建っていたところなので基礎がしっかりしていた分、
瓦礫が地中に埋まっており、掘っても掘っても瓦礫が出てきて悪戦苦闘。
真冬で雪がちらついているのに汗びっしょりで休日は日の出とともに庭に出て、
日が沈むまで1日作業に精を出す生活が始まりました。
アパートに住んでいる時は、普段近所の人と会話することもなかったのですが
1日中作業しているもので、近所の老人達が「精が出ますね!」「大変ですね!」と
声をかけてくれるので知り合いが急速に増えました。
作業を進めるうちに大きな問題点が出てきました!
私は菜園の土をこまめに篩にかけて瓦礫を除去していたのですが、その瓦礫が山のようにたまって捨てることも出来なくなったのです。
それでしばらく思案に暮れていたのですが、瓦礫を庭の小道の下に埋めるアイデアが湧きすべての瓦礫を小道の基礎に使うことにしました。
これは一石二鳥のアイデアでした。瓦礫は処理できるし、小道の基礎がしっかりするので将来沈んで凸凹がになる心配もなくなるのです。
それからは、大まかな小道のレイアウトを考えて作業を進めました。
相変わらず瓦礫が多くて閉口しましたが、畑の部分は特に丁寧にしなければ将来いい野菜が作れないと思い、深さ1mも掘り下げ、徹底的に瓦礫処理をしました。
最初の土作りが肝心だと菜園の本にも書いてあったので、ほぼ1日篩をかけて手がパンパンになるまで頑張りました。
そんなこんなでやっているうちに、冬が過ぎ春になって、だんだん庭らしくなり俄然やる気が湧いてきました。
それから半年一通り完成。
その間はテニスもまったく休止状態で庭の土木作業に集中していました。
近所の私を知らない人は、造園の作業員と勘違いしていたおばあさんもいたそうです。
道を通るおばさん達がきれですね!とか庭が広くて良いですねとか
うれしいお言葉をたくさんいただき我ながら頑張ったんだなと妙に納得しました。